レースカーテンの話
カーテンの色・柄や素材を選ぶのは悩ましい。
占める面積に比例して部屋の見た目に与える影響が大きく、お値段と手間を考えると買い直しはできるだけ避けたい。
ただ、私にはパターンがあって部屋の壁が白ならカーテンはチョコレートブラウンの遮光カーテン。
あとはお値段との相談で、遮熱・保温・防炎・防音の機能を取捨転宅しつつ追加する。
それに比べるとレースカーテンの選び方は簡単だ。
そう思っていたよ、今回の引越しまでは。
色は白、必須機能は遮像/ミラー・遮熱・UVカット。
あとは遮熱・保温があればなお良し。
ということで、引越し前にカーテンとレースカーテンがセットになった商品を見つけてポチっておいた。
今思えば、レースカーテンを軽視した、この買い方が良くなかったんだろう。
引越しが終わり、実際に暮らしてみると、なんとなく部屋が暗い。
「販売中に業者がつけていたスケスケのレースカーテンとは違うから、ある程度はしかたないのかな」なんて思っていたが、外と比べてあまりにも部屋の中が暗いのだ。
今まで何回か引越をし、カーテンも買い替えをしたが、こんなことは一度もなかった。
この部屋は窓の方角と近隣の建物状況から、一定の時間帯だけ別のマンションの日陰になる。
これは変えられない条件なのでしかたない。
でも、このカーテンがくるまで使っていたスケスケのカーテンの時は、こんなふうに思ってなかった気がする。
部屋の明るさが日々のメンタルに影響する私は、できる限りなんとかしたいと考えた。
変えられるのはレースカーテンだけだ。
そんな時、たまたま旧住所からセシールのカタログが転送されてきた。
何気なくページをめくって眺めていた私は、そこそこ衝撃を受けた。
【明るさの目安:明るい】
商品によって明るさが違う…
そうか、そうだよな、トレードオフだよな…
この年になるまで気づかなかったなんて!
きっと今までは部屋の条件によって気にならなかったり、たまたま買ったものが明るかったりしたのだろうな。
気付かせてくれたセシールに勝手に敬意を表してカタログから検討した結果、↓これを買って付け替えることに。
ちなみに比較すると、こんな感じ。(わかりやすいように補正なし)
そもそも生地の白が明るい!
おかげさまで、外の光量が落ちても部屋の暗さはそんなに気にならなくなった。
(お値段相応でカーテンそのものの見た目に高級感はないよ、念のため)
更に付け加えると、見ての通り、部屋の外の景色は一切無くなる。
窓の外の景色が好きな人には間違いなく向かない。
私の部屋の場合、もともと見えるのは「マンション、店舗、ビル、電柱と電線、人」くらいで雑多だったから、かえってすっきりした。